阪奈和の秘佛・地方佛巡り

2015年4月18,19の両日 Internet Commuinity <仏像リンク>の Off-line会<春の秘仏巡り2015/近畿の秘仏・地方仏DX>に参加しました。
集合場所の新大阪駅前観光バスターミナルに集まったのは 現役の大学生から喜寿を迎える浩兵衛翁媼まで 総勢44名。 独身者、DINKs、リタイヤ組など様々ですが 二人連れは我家だけでした。
このバスターミナルには 幾組かの大手旅行会社 秘仏巡りツアーバスが並んでいました。

1日目 最初に訪ねたのは 観心寺: 河内長野市にある 高野山真言宗 檜尾山観心寺。 国宝の金堂に国宝の木造如意輪観音坐像がお祀りされています。
この日は本尊 如意輪観音さまの年に2日の御開帳で混雑していました。新大阪で見かけた観光バスも来ていました。
観音さまは柔和なお顔をされていました。

続いては 孝恩寺: 貝塚市にある 浄土宗 慈眼山 孝恩寺。 国宝の観音堂は釘無堂で知られています。
阿弥陀如来を本尊とする浄土宗のお寺ですが 宝物館には釈迦如来阿弥陀如来十一面観音弁才天など18件の国の重要文化財の仏像と同じく重要文化財の板絵着色天部像が納められていました。
秀吉の根来攻めの際 観音堂以外は焼失し 仏像は薬師池に沈めて消失を免れた由ですが、焼け跡を残すお像もありました。

車中でお昼のお弁当を摂りながら和歌山へ入り、海南市の藤代神社。 一の鳥居のある熊野古道中辺路 入口の藤白王子の旧祉。
全国の鈴木姓のルーツでもあります。 神仏習合が明治期の廃仏毀釈を免れ生き残っていて、権現堂には多くの仏様がお祀りされていました。



左から 那智大社の本地佛:千手観音菩薩
熊野新宮の本地佛: 薬師如来
熊野本宮の本地佛: 阿弥陀如来


藤白王子の祭神 天照大神の本地佛:十一面観音立像

続いては 日高川町の 道成寺: 天台宗 天音山 道成寺。安鎮・清姫で有名なお寺です。その昔 お訪ねした時は素朴なお寺でしたが見間違えるほど変わっていました。
本尊 国宝 木造千手観音立像・木造菩薩立像2躯、国指定重要文化財 木心観音菩薩立像などを拝観しました。
木心のお像は、国指定の重要文化財 木造千手観音立像(鞘仏)に納められていたものです。
鞘仏は秘仏で拝観出来ませんでした。

日が暮れてから 和歌山市・市街の清涼山 慈光円福院に到着。国指定重要文化財の十一面観音立像がお祀りされています。 お前の僧形像は不詳です。

この日は 和歌山城近くのビジネスホテル泊まり。 近くの居酒屋で懇親会を楽しみました。

2日目は 小雨の中 7時15分発で 九度山町の慈尊院: 高野山真言宗 万年山 慈尊院。 21年に一度 御開帳の国宝 木造弥勒菩薩坐像は 国重要文化財の弥勒堂に納められています。 早めにホテルを出てきたお蔭で混む前に拝観出来ました。

慈尊院の拝観を終えるころ雨も上がり 奈良県へ。 五條市西吉野町の 湯川阿弥陀堂:国指定重要文化財の阿弥陀如来坐像がお祀りされています。 平安末期の嘉応2年造立との墨書のある像高3.7m、仏身2.7mの大きな阿弥陀様です。

同じ西吉野町の立川渡釈迦堂:お堂の名前は釈迦堂ですがお祀りされているのは3躯の十一面観音立像でした。


国道沿いのドライブインで昼食後 五條市小島町の栄山寺:真言宗豊山派 学晶山 栄山寺。 八角堂梵鐘が国宝です。 ご本尊の国の重要文化財 木造薬師如来坐像の御開帳は4月25日からで拝観出来ませんでしたが、お厨子の両脇に並ぶ国の重要文化財 木造十二神将立像は見応えがありました。

続いては吉野郡大淀町の世尊寺:曹洞宗 霊鷲山 世尊寺。 聖徳太子により建立された比蘇寺に起源を持ち、吉野寺、現光寺、栗天奉寺を経て世尊寺となったお寺。
他に例を見ないほど なで肩で優しい印象の本尊 阿弥陀如来坐像のほか 木造十一面観音菩薩立像、聖徳太子十六歳孝養像などがお祀りされていました。

このツアー最後は 同じく大淀町の大岩大日堂。 町の教育委員会の学芸員さんがご説明下さいました。:素朴なお顔の大日如来でした。


予定より早めの 19時頃 新大阪駅に帰着。 その日の内に帰京出来ました。
幹事を務めてくれた IHAZO君に感謝、感謝です。