河西回廊への旅

2019.9.15から22まで磨崖の大仏を眼目に河西回廊へのツアーに参加しました。


第1日ひたすら蘭州へ

今回は羽田出発でした。普段羽田へは路線バス(所用45分)を使うのですが、早朝で便がないので品川経由の電車にしたところ30分で着きました。

東京羽田空港発08:40 → 上海浦東空港着10:30 所用2時間50
    日本と中国の間には1時間の時差があります。
上海浦東空港発16:05 → 蘭州中川空港着19:50 所用3時間25
国際線区間より国内線区間の方が時間が掛かっています。
東京・上海間は約1800km、東京・長崎間は約1000km
嘗て長崎の長老が東京より上海が近いと言っていたのを思い出しました


第2日張掖へ移動し着後平山湖大渓谷観光

トラブルがあり
蘭州西駅発11:03 → 張掖西駅着 15:10
新幹線そっくりの車両ですが途中西寧までは在来線と線路共用のため最高時速140km/hr、西寧から先は専用新路線ですが祁連山脈の山越えで最高時速190km/hrでした。

駅のセキュリティーは極めて厳しく、切符購入時にパスポート番号を登録、駅入構内時に荷物検査とボディーチェック、パスポートの提示がもとめられ切符に登録された番号とパスポートの番号が(パスポートの切り替えなどにより)異なれば、切符の買い直しとなります。

また、ホーム入口の改札は発車15分前に開柵、発車数分前には閉鎖されます。

 

平山湖大渓谷の「平山湖」は大渓谷から見える山の裏側、バダインジヤラン砂漠の縁にあり、現在は消失している湖の名前です。

大渓谷は一見ミニ・グランドキャノン風。沢山の奇岩がありました。


第3日張掖丹霞観光

「丹霞」とは「虹色にかすみがかった色合いの地層が幾重にも重なり、太陽の光の具合によってその表情が刻々と変わる地形です。
奇岩の多い氷溝丹霞と色鮮やかな七彩丹霞を訪ねました。


第4日蘭州に戻りピンポイント観光

張掖西駅発08:35 → 蘭州西駅着12:59

甘粛省博物館と中山橋を訪ねました。

甘粛省博物館には「仏教芸術室」もありましたがシルクロード関連はレプリカのオンパレード。

「異形の仏像」として像高1020cmのチベット系金銅仏が展示されていました。



中山橋は、その起源を明洪武5(1372)浮き橋として架けられた「鎮遠橋」としています。
歴史を経て清末1907年ドイツから輸入した鋼材を用いて長さ233.33m、幅7.5mのプラット・トラス「黄河第一鉄橋」となり、1942年「中山橋」に改名、1954年上弦材の上に鉄骨を加えアーチ風に補強されて現在に至っています。


第5日お目当ての炳霊寺石窟観光

ホテルからバスで2時間半かけて劉家峡ダムへ。そこからボートに乗り換えて30分。炳霊寺は道教のお寺として今も活動しています。



磨崖の弥勒仏は像高27m、堂々たるお姿でした。


前日の嵐のため足元が傷んでおり、頭上の石窟を見ることは出来ませんでしたが川沿いのお堂に涅槃仏がいらっしゃいました。

ダム湖の沈む所にあったものを切り出し、一旦甘粛省博物館に移し、お堂を立てた後お帰りになつたものです。


第6日天水へ移動し麦積山観光

蘭州西駅発09:15 → 天水北駅着10:37

平地の専用新路線のこの区間では最高時速245km/hrが出ていました。


麦積山のお目当ては釈迦三尊像。

中尊お釈迦様の像高は17mで、脇侍の普賢菩薩と文殊菩薩の像高は14mです。

遺憾ながら石窟に続く桟道に上がるのはパスしました。


どこの景勝地でも管理区域に入る切符を購入するにはパスポートの提示が必要でしたが、ここでは入構時に写真まで撮られました。

 

第7日西安へ移動し着後ピンポイント観光

天水南駅発09:10 → 西安北駅着10:59

 

三蔵玄奘経典の翻訳に従事した慈恩寺の大雁塔;

空海が恵果和尚に教えを乞うた青龍寺の遺跡;

シルクロードへの出発点西の城門安定門を訪ねました。



第8日西安から上海を経由して帰国

西安咸陽空港発07:30 → 上海浦東空港着09:45 所用時間2時間15

上海浦東空港発13:05 → 東京羽田空港着16:45 所用時間2時間40

長崎上空辺りで台風17号と立体交差しましたが、大して揺れることもなく定刻に帰着しました。

 

中国はあまりに広く河西回廊は遠くにありました。

目の子勘定で東京-上海1800km、上海-西安1500km、西安-蘭州500km、そして蘭州-張掖も500kmです。